<著者プロフィール> 最も効果的に!理論暗記が可能になる本
堀川洋

1955年 青森県生まれ
1977年 中央大学商学部経営学科卒業
  同年 学校法人大原学園大原簿記学校税理士科講師
1978年 税理士試験合格
1984年 税理士登録
1990年 堀川洋税理士事務所開設(東京地方税理士会)

Q.この本を出版するきっかけはどのようなものですか?

A.昨年、平成15年末にとりい書房からお恥ずかしいのですが「電卓操作の本」という一冊を出版させて頂きました。この本は、簿記・会計を学ぶ者であれば、誰でも使用する電卓の操作を簿記・会計の領域に限定して説明したものです。簿記・会計の学習者の多くが、電卓操作に悩んでおり、学習者によっては電卓のメモリー機能すら知らない方がいるので参考になればと思い出版を決意しました。
ちょうどこの「電卓操作の本」の出版され頃に、私の心の中にもう一つ気になることがありました。それは、税理士試験に出題される理論の暗記に、受験生の多くが悩んでいるということでした。
それならば、電卓操作の本と同様に少しでも受験生の参考になればと原稿を書き始めた訳です。

Q.先生には何か特別な暗記のノウハウがあるのですか?

A.理論の暗記に関して特別な方法はありません。しかし、効率的・効果的な暗記方法はあります。
この方法をきちんと身に付けて、税理士試験の理論暗記に臨めば、短時間でより確かな暗記ができると思います。
その暗記方法はけっして特別なものではありません。ただこの本を読んで頂けば、以前よりは絶対に暗記に対する負担感は軽減されること請け合いです。

Q.記憶に関する内容ですと、やはり脳の働きなどの内容も説明しているのですか?

A.私も今回この一冊を出版するに際して、脳に関する様々な文献を読み漁りました。一時は自分が何の本を出版するのか分からなくなったしまうほど、脳の生理学の世界に入り込
んでしまった時期もありました。これらの本を読んでまとめたメモの山の中から、税理士試験とりわけ財務諸表論や税法科目の理論暗記に役立つものをピックアップして単独の章も第3章に用意しました。ここには、皆さんのこれからの理論暗記に役立つことがたくさん説明されています。これを読んでいただければ今までとは違う気持ちで暗記が進めれます。

Q.一科目当たりどのくらいの問題を暗記するのですか?

A.受験する科目にもよりますが、税法科目のメインである法人税法や所得税法であれば60〜70題程度、それ以外の科目でも、30〜50題は、暗記しなければならないのではないでしょう。
また、財務諸表論のように、単問として独立した問題を暗記するのではなく、企業会計原則などの会計諸規定を直接暗記する科目もあります。いずれにしても税理士試験の合格までには膨大な量を暗記しなければならないということです。

Q.財務諸表論と税法科目では、暗記といってもその内容は異なると思うのですが?

A.もちろんこれらの出題内容は、記述式の答案を要求していますが、その学習内容は異なります。
よく言われることですが、財務諸表論は理解を前提にした暗記が必要だと思います。また、税法科目は理解するよりも、いかに多くのことを正確に暗記するのかが最大の焦点です。したがって財務諸表論には財務諸表論の理解と暗記の具体的な方法が、税法科目には税法科目のパーフェクトな暗記の方法が説明されています。これを踏まえて、財務諸表論と税法科目の暗記方法はそれぞれ独立した章で、その内容が説明されています。

Q.一生懸命暗記しても、すぐに忘れてしまいますよね?

A.税理士試験は、1科目を約1年間で勉強する、準備期間が必要ですです。したがって理論暗記も6〜10ヶ月程度かけて多くの暗記をすることになります。したがってある意味では、憶えることよりも忘れないようにすることの方が、重要であると言えます。これに関しても、具体的な暗記忘止の方法を紹介してあります。一ヶ月以内にあることをすることによりあなたの暗記は完全なものになります。

Q.学生や仕事をしている方、また主婦など受験生の環境は様々ですが、この辺の配慮はしてありますか?

A.受験生の学習環境はざまざまです。またそれぞれの生活時間、更に年齢なども考慮しなければ適切なアドバイスはできません。本書ではできるだけ多くの受験生により効果的
なアドバイスができるように暗記のノウハウを紹介したつもりです。ただ基本的な暗記方法は、すべて同じであり若い方だから、主婦の方だからという、特別な方法が紹介されているわけではありません。老いも若きも、この本で紹介してある方法が、暗記のためには一番良い方法のはずです。

Q.最後に読者に一言お願いします。

A.税理士試験に記述式問題が出題されなければ、この試験はもっと違う資格試験になっていたでしょう。しかし、第1回目からその出題傾向は変わっておらず。受験生は相変わらず理論の記述のための暗記を繰り返さなければなりません。この理論暗記の苦労は、この試験経験者でなければ分かりません。受験生の先輩として、少しでも後輩の受験生に簡単な方法で理論暗記ができる方法が伝えられればという思いで、出版まで漕ぎ着けました。この一冊は、少しばかりですが、皆さんの理論暗記に役立つと自負しています。どうか参考にして下さい。

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